かしの木ファームでは化学・有機肥料、農薬、殺虫剤、除草剤等を使っていません。
落ち葉、雑草、野菜の残渣などの植物由来のものを使って微生物を活発にして土壌の環境を良くしています。
1、野菜作り
種を蒔き、芽が出て、実がなり収穫する。
当たり前のようですが、その過程は農家や農業が好きな方でないとなかなか分からないと思います。
芽が出なかった。
芽が出たけど虫に食べられてしまった。
病気にかかってしまった。
実がなったけど鳥や動物に食べられてしまった。
など、上手く作ることは中々難しいことです。
その為には、発芽しやすく病気に強く実がたくさんなる種に改良したり虫に食べられないように農薬散布したり安定的に収穫が出来る慣行農法(注1)が主流になってきたのだと思います。
それは決して悪いことではなく、安定して市場に供給するための技術です。
そのおかげで日本は供給難ではありませんし、これからも慣行農法は日々進化して行くと思います。
2、自然栽培について
今の日本は多様性の時代です。野菜1つでも色々な選択肢があってもいいと思います。
農場主が教えてもらった農家は自然栽培(農薬や化学肥料を一切使わず、枯草、落ち葉などを畑に還元し堆肥を作り自然に近い条件を作り出す)で作った、昔ながらの野菜を作っていました。
収穫した野菜は、香りが強く味が濃く美味しい。本来の味はこういう味なんだと気づかされました。
それを見て教わり、こういう昔ながらの生産方法の野菜があっても良いんじゃないかと考えるようになりました。
3、美味しい野菜が食べたい!
ゆっくり育ったお野菜はおいしい!
無理なく野菜自身の持つ力のみ育てる事は、種を蒔くタイミングや管理が難しく上手く成長しなかったり形が悪くなってしまったり収穫量が少なくなってしまうことがよくあります。しかし、上手に出来たときの嬉しさ(自己満足ですが)味に関しては他に代え難いものがあります。
4、生産者が分かるという安心!
誰があの畑でどの様に作っているという事が分かるだけで、味わい方も変わってくると思っています。
普段何気なく口にしている野菜も少し意識するだけで、また違う楽しみが増えるのではないでしょうか。
そのような野菜を作れるように日々頑張っています。
どうぞ一度お試しください。
注1:各地域において、農薬、肥料の投入量や散布回数等において相当数の生産者が実施している一般的な農法のこと。(コトバンクより。)
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